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2020.08.02

富豪刑事 Balance:UNLIMITED #3 金は戦力なり

コンテ/宮尾佳和

放送再開。変名祭り(ヒロサ・伊藤、あっさー)。
延期でクオリティは若干安定。
後半は意外性を狙ってシュールな光景に…。
伊藤智彦としては自身の総決算と言える
『HELLO WORLD』直後という事もあり、
『銀の匙』以来に不本意な監督作なのかも。
Posted at 06:22 | アニメ(TV) | COM(0) | TB(0) |
2020.08.01

Re:ゼロから始める異世界生活 2nd season #29 親子

コンテ/渡邊政治

スバルの現代編。スバルの奇矯なキャラのルーツが明らかに。
画面が白過ぎ、ディフュージョンフィルター強過ぎ。
1期より渡邊コンテのテンションも精度も下降(『グランベルム』は未見)。
BGは『ソードアート』程度のリアルから段階的に処理した方が良かったのでは。
Posted at 11:28 | アニメ(TV) | COM(0) | TB(0) |
2020.08.01

『殺意 ストリップショウ』 三好十郎/栗山民也

作/三好十郎、演出/栗山民也。
シアタートラム、全席指定一般/¥6,000(税込)。
祝日14:00~16:00、休憩無し約2時間。

コロナ禍の為、2月の『ねじまき鳥クロニクル』以来であり、厳戒体制の中で観劇。
三好、栗山、鈴木杏の三者が好きなので観る。
その間のチケットを購入した中止演劇は、

4月 ピサロ(ピーター・シェーファー/伊丹十三/ウィル・タケット)
5月 母を逃がす(松尾スズキ/ノゾエ征爾) さすらいのジェニー(劇団唐組)
6月 日本人のへそ(虚構の劇団)
9月 アンナ・カレーニナ(レフ・トルストイ/フィリップ・ブリーン)

1950年発表、苛烈な三好戯曲。戦中戦後の転向、転々向。
鈴木杏のリミッター解除。栗山御大を珍しく開演前の後方客席で目撃。
鈴木杏の舞台で過去印象的なのは、『社長吸血記』、『マリアの首‐幻に長崎を想う曲‐』の2本。
『アンチゴーヌ』(蒼井優)、『いだてん~東京オリムピック噺~』(戦中編)、
『コインロッカー・ベイビーズ』、『暗殺の森』、『嫌われ松子の一生』、『イノセンス』、
大江健三郎、江戸川乱歩などを思い出す。
鈴木杏のルックスは全くストリッパー的とは思えないが、後半の黒髪ショートの地毛は凄く似合っていた。


殺意 ストリップショウ
Posted at 11:26 | 演劇 | COM(0) | TB(0) |
2020.08.01

ご注文はうさぎですか? #1-12

原作/Koi(まんがタイムきららMAX)
監督/橋本裕之 構成/ふでやすかずゆき
キャラデ/奥田陽介 アニメ制作/WHITE FOX

14年。知人に薦められたので、1期を観る。
ゆるカフェ萌え4コマアニメ。
何となく『ココロ図書館』を思い出す。
#4の大島縁(緑)回が目立っていた。
ラスト2話はアニオリっぽい。
チノは知人Mに凄く似ている。
Posted at 11:21 | アニメ(TV) | COM(0) | TB(0) |
2020.08.01

『ジョーカー』 トッド・フィリップス

19年。『バットマン』のスピンオフ、二次創作。
スコセッシの『タクシードライバー』、『キング・オブ・コメディ』へのオマージュ。
フィンチャーの『セブン』、『ファイト・クラブ』以来の衝撃。
テロリスト映画。負のオーラが半端ない。
ホアキン・フェニックスは凄い。
デ・ニーロは現在76歳か。
Posted at 11:20 | 映画(洋画) | COM(0) | TB(0) |
2020.08.01

『翔んだカップル』 相米慎二

80年。原作/柳沢きみお(78年-)、
脚本/丸山昇一、撮影/水野尾信正。
83年オリジナル版を見直し。相米のヌーヴェルヴァーグ。
相米としては比較的普通のコンティニュイティ。
神代、曽根の影響。ロマンポルノ的演出のアイドル映画。
80年代的語彙。『うる星やつら』は78年か。
自転車の疾走。尾美としのりが交差点の真ん中で落語。
もぐら叩きの哀愁。円広志の教師も印象的。
薬師丸ひろ子は勿論可愛いが、原田美枝子が一番綺麗だと思う。
Posted at 11:18 | 映画(邦画) | COM(0) | TB(0) |
2020.07.26

Re:ゼロから始める異世界生活 2nd season #28 待ちかねた再会

作画・演出は変わらず低調だが、
ラストの引きが気になるので観てしまう。
次回から現代編か。
Posted at 12:27 | アニメ(TV) | COM(0) | TB(0) |
2020.07.26

『現代娼婦考 制服の下のうずき』 曽根中生

74年。原作/荒木一郎、向後つぐお、
脚本/荒木一郎、中尾寛治、曽根中生、撮影/前田米造。
見直し。映像派前田色全開。
フォトジェニック、フィルム・ノワール。
過去の因果とその清算、現代娼婦の都会的な日常。
『絶頂度』は76年か。
森田芳光の『39 刑法第三十九条』、『模倣犯』を思い出す。

過去の記事
2014.12.28 シネマヴェーラ渋谷/追悼特集 曽根中生伝説
Posted at 12:23 | 映画(邦画) | COM(0) | TB(0) |
2020.07.26

『竜馬の妻とその夫と愛人』 市川準

02年。原作・脚本/三谷幸喜(00年初演)、撮影/小林達比古。
三谷が描く幕末余話。維新後の楢崎龍(お龍)。
『彦馬がゆく』(90)や『江戸は燃えているか』(18)の系譜。
鈴木京香、小林聡美時代の三谷。
地点の安部聡子を発見。木梨は微妙。
純然たる市川準の映画(行定勲を思い出す)。
『トニー滝谷』同様、喪失感の話。
限りなく三谷的でないのは良かったと思う。
Posted at 12:21 | 映画(邦画) | COM(0) | TB(0) |
2020.07.26

『記憶にございません!』 三谷幸喜

19年。三谷版の『スミス都へ行く』(フランク・キャプラ)。
『総理と呼ばないで』(97)のセルフリメイクだが、オチが鮮やか。
三谷は13年再婚、14年第1子誕生以降、作風が若干変わった様に感じる。
実際の政治的には20年程前のイメージ。
中井貴一が初めて良いと思った気がする。
Posted at 12:19 | 映画(邦画) | COM(0) | TB(0) |
2020.07.22

富豪刑事 Balance:UNLIMITED #1 来た、見た、買った

OP・本編共にリテイク差し替え無しの再放送。
恐らくは緊急事態宣言中だった為、人が少ない銀座。
Posted at 13:34 | アニメ(TV) | COM(0) | TB(0) |
2020.07.22

『ラッシュ/プライドと友情』 ロン・ハワード

13年。見直し。
エンディングの転調、燃え上がるハンス・ジマー。
初見の時と異なり、現在の自分の状況からすると、
本作は一際リアルに感じる。

過去の記事
2015.02.23 『ラッシュ/プライドと友情』 ロン・ハワード
Posted at 13:33 | 映画(洋画) | COM(0) | TB(0) |
2020.07.22

『忠臣蔵外伝 四谷怪談』 深作欣二

94年。深作が描く悪の華、『四谷怪談』。
『魔界転生』(81)の延長線上、鎮魂歌。
『バトル・ロワイアル』、『仁義なき戦い 代理戦争』を思い出す。
アバンの「カルミナ・ブラーナ」に面食らうが、本編は普通の時代劇(『復活の日』の方が上)。
当時21歳頃?の高岡早紀がとにかくエロい。
伊丹映画的な津川雅彦/大石内蔵助や、後年『新選組!』の芹沢鴨を思い出す佐藤浩市/民谷伊右衛門は良かったが、
伊右衛門だけ月代が無いのは違和感。
Posted at 13:32 | 映画(邦画) | COM(0) | TB(0) |
2020.07.18

『復活の日』 深作欣二

80年。原作/小松左京(64年刊)、製作/角川春樹、撮影/木村大作。
コロナ禍の真っ只中で観る新型ウイルスのパニック(カタストロフィ)映画。
小松左京→福井晴敏、神山健治。
『日本沈没』(73)、『八甲田山』(77)、『ブルークリスマス』(78)等を思い出す。
現在では考えられない破格の撮影。
『日本沈没』の映画より小松左京的な細部が横溢。
破綻気味だが、深作のエネルギッシュな演出がハマる。
Posted at 11:46 | 映画(邦画) | COM(0) | TB(0) |
2020.07.18

デカダンス #2 Sprocket

コンテ/立川譲

トリガーの出来損ない? 誰得。
開巻から視聴意欲を一気に失う。
半端なデザインや世界観が無理。
2話切りする。
Posted at 11:45 | アニメ(TV) | COM(0) | TB(0) |
2020.07.18

Re:ゼロから始める異世界生活 2nd season #27 次なる場所

コンテ/小島正幸

坂本真綾が出て来たので、もう少し様子見する。
Posted at 11:44 | アニメ(TV) | COM(0) | TB(0) |
2020.07.12

『亡国のイージス』 阪本順治

05年。原作/福井晴敏(99年刊)、特撮監督/神谷誠、コンテ/庵野秀明。
福井晴敏ブーム時の代表作。日本版『ダイ・ハード』、『レッド・オクトーバーを追え!』、『沈黙の戦艦』。
『ガンダムUC』(07)以降はアニメの人。福井小説としては『川の深さは』と同様の構造。
男の阪本映画。真田広之が一人で空騒ぎ。
阪本映画常連の佐藤浩市×岸部一徳の絡みは良かった。
映画としては例えば『ホワイトアウト』(00)等と水準は変わらない。
阪本映画なら『KT』(02)の方が上だと思う。
Posted at 09:56 | 映画(邦画) | COM(0) | TB(0) |
2020.07.11

『HELLO WORLD』 伊藤智彦

脚本/野崎まど キャラデ/堀口悠紀子 
コンテ/伊藤智彦 出合小都美 武藤健司 細田直人
コンテ協力/阿尾直樹 茶谷与志雄 アニメ制作/グラフィニカ

19年。2回観る。ジュブナイルハードSF。
『ソードアート』、『僕街』の延長線上。
伊藤智彦の総決算(ドラマ/キャラ/世界観)。
細田守、湯浅政明的演出。熟考、圧縮された脚本。
近年の劇場アニメの中では突出した良作だと思う。
2020.07.11

『ハリーの災難』 アルフレッド・ヒッチコック

55年。見直し。
ヒッチコック全盛期のブラックコメディ。
観ると意外と余り面白くないのが『ハリーの災難』。
紅葉の情景点描は凄い。
城山羊の会『埋める女』、黒沢清『LOFT』、『ドッペルゲンガー』を思い出す。
Posted at 15:20 | 映画(洋画) | COM(0) | TB(0) |
2020.07.11

デカダンス #1 Ignition

コンテ、演出/立川譲

制作のNUT(ナット)はマッドハウスから派生か。
『龍の歯医者』、富野アニメ、『エウレカ』、『マッドマックス』、
後半は『進撃』、『マクロス』等。
古めかしく垢抜けない。
『HELLO WORLD』を観終えた直後だと、この程度で良いのかと疑問を覚える。
期待薄だが、取り敢えず保留。
Posted at 15:18 | アニメ(TV) | COM(0) | TB(0) |
2020.07.11

GREAT PRETENDER #1_1 Los Angeles Connection

脚本/古沢良太 コンテ/鏑木ひろ

Netflixでの前評判通り、映像クオリティは高いが、キャラも話も面白くない。
『HELLO WORLD』を観終えた直後だと、この程度で良いのかと疑問を覚える。
初回切りする。
Posted at 15:17 | アニメ(TV) | COM(0) | TB(0) |
2020.07.11

Re:ゼロから始める異世界生活 2nd season #26 それぞれの誓い

コンテ/渡邊政治

普通に話の続き。前半アクションを見ても前作の映像テンションは無かった。
『HELLO WORLD』を観終えた直後だと、この程度で良いのかと疑問を覚える。
取り敢えず保留。
Posted at 15:16 | アニメ(TV) | COM(0) | TB(0) |
2020.07.09

『火口のふたり』 荒井晴彦

19年。原作/白石一文(12年刊)、撮影/川上皓市。
生けるロマンポルノ。カタストロフィと性交。
父/柄本明との明確な差異は未だ判然としないが、柄本佑の異形。
相米慎二、根岸吉太郎を思い出す。
Posted at 13:59 | 映画(邦画) | COM(0) | TB(0) |
2020.07.06

『銃』 武正晴

18年。原作/中村文則(新潮社/03年刊)、企画・製作/奥山和由(KATSU-do)。
Netflix『全裸監督』に興味があったので観る。ドストエフスキー『罪と罰』。
『その男、凶暴につき』、『いつかギラギラする日』、『GONIN』の奥山イズム健在。
村上父子共演。終盤は教条的で微妙。
塚本晋也『バレット・バレエ』を思い出す。
広瀬アリスは知人Sに似ている。
Posted at 16:59 | 映画(邦画) | COM(0) | TB(0) |
2020.07.06

『プレデター』 ジョン・マクティアナン

87年。アーノルド・シュワルツェネッガー主演。本作もベトナム戦争映画の一種か。
翌年の『ダイ・ハード』と同じく、迫力ある凝ったヘリの空撮がマクティアナン的。
ジャングル降下後は単調な画が続く。
宇宙人ではなく、ゴシックホラーにした方が良かったのではと思う。
Posted at 16:57 | 映画(洋画) | COM(0) | TB(0) |
2020.06.27

BNA ビー・エヌ・エー #12 Anima-City

脚本/中島かずき コンテ/吉成曜 今石洋之

未だ試作段階。
みちる&なずなの女子描写や、みちる&大神の程よい関係は
吉成独自の拘りが感じられたが、最後は今石・中島色が全開。
吉成監督作として完成形と言えるのは、『手塚キャラ動かしてみました』(本作の原型?)、
『グレパラ/お前ら全員燃えてしまえっ!!!』、『リトルウィッチ』のアニメミライ2013、TV#1の4本か。
『リトルウィッチ』の方が吉成のクラシックな「フルアニメ」志向は出ていた(おそらくは戦力が足りない為)。
吉成は吉田玲子と一度組むのが良いのではと思う。
Posted at 16:34 | アニメ(TV) | COM(0) | TB(0) |
2020.06.27

『Diner ダイナー』 蜷川実花

原作/平山夢明(09年/ポプラ社刊)
脚本/後藤ひろひと 杉山嘉一 蜷川実花
プロダクションデザイナー/enzo
食堂の装飾美術/横尾忠則

19年。中島哲也を思い出すMV系。
一応流行りのグルメもの? 愛娘による蜷川父の追悼。
荒唐無稽、トラウマ話三昧、後半の跡目話は蛇足気味。
メイド服の玉城ティナは可愛かったし、知人Mに似ている。
蜷川実花は一度舞台演出すれば良いと思う。
Posted at 16:32 | 映画(邦画) | COM(0) | TB(0) |
2020.06.27

『パーフェクト・ワールド』 クリント・イーストウッド

93年。『ボディガード』の翌年か。
ケビン・コスナーブームで当時人気だった1本なので、気になって観る。
車と父母の映画、ニューシネマ展開。
イーストウッドが登場すると、当然主演の貫禄。
『グラン・トリノ』、『グリーンブック』、『ロード・トゥ・パーディション』、
青山真治の『EUREKA』、『東京公園』を思い出す。
Posted at 16:30 | 映画(洋画) | COM(0) | TB(0) |
2020.06.23

20年7月新番TVアニメ

一応初回を観る予定なのは下記の4本。

Re:ゼロから始める異世界生活 2nd season
GREAT PRETENDER
デカダンス
富豪刑事 Balance:UNLIMITED (再)
Posted at 13:35 | アニメ(TV) | COM(0) | TB(0) |
2020.06.23

BNA ビー・エヌ・エー #11 A Beastly Feast

脚本/中島かずき コンテ/大塚雅彦

原画/今石洋之、すしお。ラス前。
『エヴァ』、『オマツリ男爵』、『ザ・ワールド・イズ・マイン』、
『コードギアス(血染めのユフィ)』を思い出す。
ライブの演出は陳腐。
『リトルウィッチ』で活躍した堀剛史が不参加だった穴は大きく、
作画面では前作より更に貧弱なシリーズだった。
Posted at 13:33 | アニメ(TV) | COM(0) | TB(0) |
2020.06.17

『模倣犯』 森田芳光

02年。原作/宮部みゆき(01年刊)。
公開当時劇場で観て、心底呆れて以来の見直し。森田(中居)vs宮部(山崎)。
宮部が期待した『39 刑法第三十九条』ではなく、『黒い家』路線。
次作は『阿修羅のごとく』なので、本当に一作毎の毀誉褒貶が激しい。
劇場型犯罪でポップアート感覚の悪巫山戯三昧、森田芳光の社会学講座。
『ファイト・クラブ』(99)か『地獄の黙示録』か。
津田寛治の代表作。刑事役の佐藤二朗、藤田陽子(野田秀樹夫人)を発見。
初見より印象は向上。伊丹十三の様な中居爆死の寂寥感。
老境の森田映画が観たかったと思う。
Posted at 07:32 | 映画(邦画) | COM(0) | TB(0) |
2020.06.14

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』 マーティン・スコセッシ

13年。見直し。
90年『グッドフェローズ』以降。伊丹十三を思い出す。
『ワンス・ハリウッド』のマーゴット・ロビーは本作当時から目立っていた
(知人Mに何となく似ている)。
Posted at 12:16 | 映画(洋画) | COM(0) | TB(0) |
2020.06.14

BNA ビー・エヌ・エー #10 Rabid Wolf

コンテ/芝久保

伏線回収は良くも悪くも中島かずき的だと思う。
Posted at 12:15 | アニメ(TV) | COM(0) | TB(0) |
2020.06.10

『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』 山崎貴 八木竜一 花房真

19年。脚本/山崎貴、コンテ、編集/八木竜一、アートディレクター/花房真。
一気に2回観る。92年『ドラクエ5 天空の花嫁』を3DCGアニメ映画化。
『ロード・オブ・ザ・リング』、『FF』風のビジュアルにアレンジ。
全体は何となく『アナ雪』(13)チック。頑張って展開を圧縮、改変。
新房昭之の『打ち上げ花火』も思い出す。
個人的には萌えポイントだった子供が双子じゃないのが一番マイナス。
『ソードアート』、『旧エヴァ』的なメタオチは微妙だが、
現在は下火となった一昔前のTVアニメの様な「原作レイプ」を久々に目撃し、懐かしい気持ちも(笑)。
キャストの中では吉田鋼太郎/ゲマが例の如く蜷川シェイクスピア調で良かった。
有村架純のビアンカや井浦新のラスボス感も悪くない。
松尾スズキじゃなくて、リリー・フランキーなのかと勘違いした。
2020.06.08

『バナールな現象』 奥泉光

「無知の知は哲学の要諦だからね。神秘は神秘のまま天空を羽ばたかしめよだ。」 25p

「夫婦なる物語を維持するのにいちいち照れていては仕方がない。
「愛してるよ」くらいの台詞が平然と吐ける程度の厚かましさがなければこの時代結婚する資格はない。」 45p

「課題を一点に絞りこめとは、対象に係わりなく行動をする者にとって常に有効な助言たりうる。」 124p

「木苺は妻の「出奔」の物語を多様に組み立て、またばらしたりしながら盃を重ね、
そのうちに段々酔いが回ってきて、イメージの断片が眼裏を勝手に浮遊しはじめ、
断片と断片は融合しては分解し、気がつくといつのまにかうとうとしていたりする。
半睡の夢幻が暗がりを舞った。」 136p

「砂漠は広がる、災いなるかな、心に砂漠を抱く者は……」 141p

「詰まらない本を読むことにかけてはプロフェッショナルさ。
なにがなんでも詰まらなく読む。
世界を脱色して詰まらなくするのが哲学研究者たる者の高貴なる使命だからね。」 144p

「実際には実行不可能な呪いの言葉まで使ってますます怒りを膨らませ、
不安感や厄災への怯懦を圧殺し、積極果敢な行動を準備する。
エンジンを起動する。大胆かつ機敏に。」 171p

「それでも眼を瞑った意識の空間には、天を叢雲のように覆いつくし、
鳴き交わし、飛び回る黒い鳥のイメージが溢れかえった。」 204p

「基点を失った遠近法のなかで、互いに無縁な事物が揺らめく影になって漂っている。」 208p

「馬鹿は早く死ね。」 253p

「幽霊の正体見たり枯れ尾花。」 274p

「巨大なマスクを中心に放射状に広がる不吉な大気に木苺は脅かされ続けた。」 301p


94年(集英社刊)。メタ不条理、擬似私小説。
91年湾岸戦争、中年の惑い、団塊ノスタルジア、砂漠。
脱臼し続ける硬質で晦渋な文体。
大江健三郎『個人的な体験』の「バナール(陳腐、平凡)な」パロディであり、
村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』(92-95)への批判?(類似点が多数)。
各々目配せ含めて些か教条的過ぎる。
筒井康隆の『文学部唯野教授』(90)、『夢の木坂分岐点』、『虚人たち』、
島田雅彦、『インディヴィジュアル・プロジェクション』を思い出す。
中々乗れず、精神的にも不安定だった為、結局約2年半掛けて読了。
Posted at 07:41 | | COM(0) | TB(0) |
2020.06.07

BNA ビー・エヌ・エー #9 Human Scapegoat

コンテ、演出/傅沙織

新感線の舞台だと大神士郎は古田新太かも。
本作の高島雅羅の配役は良いと思う。
Posted at 16:08 | アニメ(TV) | COM(0) | TB(0) |
2020.06.03

『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』 荒木哲郎

構成/大河内一楼 脚本/荒木哲郎
コンテ/荒木哲郎 佐藤雄三 熊澤祐嗣 江原康之

19年。「仏作って魂入れず」。庵野、富野に至らず。
気張り過ぎて設定だけの平板な伽藍堂。
カバネ等の設定・世界観関連は放置のまま終了か。
『学園黙示録』の方が荒木哲郎の長所は発揮されていた気がする。
改めて観ると、『サクラ大戦』や『天外魔境』、『SAMURAI 7』を思い出す。
ファンサービスのつもりか、赤面キャラ萌え補強やEDダンスは今更だと思う
(個人的には多少駆け足でも真正、直球の完結編が観たかった)。
2020.06.01

BNA ビー・エヌ・エー #8 The Mole Rat Speakers

脚本/中島かずき コンテ/牛嶋新一郎
回想パートアニメ/SHIRAISHI(白石亜由美?)

大神/銀狼回。
番外の今石回を除けば一番面白かったけれど、
何だか三蔵法師の様な市長の研究者設定は後付け過ぎる。
Posted at 06:30 | アニメ(TV) | COM(0) | TB(0) |
2020.05.29

『バトル・ロワイアルII 鎮魂歌』 深作欣二 深作健太

03年。脚本/深作健太、木田紀生。
当時の村上龍、『ガメラ3』(99)を思い出す。『希望の国のエクソダス』は00年か。
『プライベート・ライアン』もどき(シャッター開角度・変更?)のサバゲ。
竹内力含めて東映TV特撮と同程度の演出。前田愛が強過ぎ、自衛隊が弱過ぎ(ショッカー?)。
原作は勿論、デス・ゲーム物やスティーヴン・キングなどに対する興味も理解も皆無だったのが顕在化。
そもそも迷彩服ではなくブレザーが良かった。竹内力の最後は『模倣犯』(02)以来の衝(笑)撃。
同様のニューシネマ・オマージュなら、黒沢清の『勝手にしやがれ!!英雄計画』の方が好みかも。
Posted at 10:37 | 映画(邦画) | COM(0) | TB(0) |
2020.05.29

『ドラえもん のび太と鉄人兵団』 芝山努

レイアウト/本多敏行 作監/富永貞義
演助/安藤敏彦 原恵一

86年。原画/神村幸子。対『ガンダム』。
『メトロポリス』以来伝統のロボ少女/リルル、無数の鉄人兵団、苛烈な都市破壊。
無人の鏡面世界は『ビューティフル・ドリーマー』(84)を思い出す
(押井守の『大長編ドラえもん』が一度観たい)。
一応土木作業用設定であるザンダクロスのメカデは、
百式より『アイアン・ジャイアント』の方向性が良かった気はする。

過去の記事
2012.09.29 『ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団~はばたけ天使たち~』 寺本幸代
2020.05.25

『バトル・ロワイアル』 深作欣二

「走れ。」

00年。原作/高見広春(99年刊)、脚本/深作健太。見直し。
タランティーノ絶賛(『レザボア』や『ヘイトフル』の×中学生42人バージョンと捉えれば頷ける)。
若松、長谷川以下、本作前後の企画だった『ザ・ワールド・イズ・マイン』や『愛と幻想のファシズム』同様、
露骨な97年『エヴァ』の影響大。
少年犯罪物としては、蜷川『青の炎』(03)を思い出す。
『その男、凶暴につき』(89)以来の因縁-最後の深作×武。
深作のアクション演出が活きる。
藤原、柴咲、栗山が映える。
前田亜季がとにかくエロ可愛い。
Posted at 06:50 | 映画(邦画) | COM(0) | TB(0) |
2020.05.25

『ルーベ、嘆きの光』 アルノー・デプレシャン

19年。社会派、刑事物。
下町多民族の坩堝、人間交差点。
ドストエフスキー『罪と罰』、そして馬。
何だか『家栽の人』(大貫妙子「春の手紙」は名曲)、
『それでもボクはやってない』を思い出す。
署長は出張り過ぎでは。
所々に冴えた演出や場面はあるが、一作毎の減退は否めず。
Posted at 06:48 | 映画(洋画) | COM(0) | TB(0) |
2020.05.24

BNA ビー・エヌ・エー #7 Easy Albatross

コンテ/大塚雅彦 中野広大

原画/今石洋之。何だか『魔神英雄伝ワタル』を思い出す(トリさん)。
中島かずき脚本は『リトルウィッチ』の島田満が担っていた情緒が乏しい。
Posted at 09:45 | アニメ(TV) | COM(0) | TB(0) |
2020.05.24

『イメージの本』 ジャン=リュック・ゴダール

18年。相変わらずのゴダール。
ゴダールの美しい批評的映像MAD。20-30年位は同様のスタイル。
ゴダールの演出的生理自体は60年代から一貫して変わらず。
60年代は早死にしそうな映画を撮っていた割に、
ローバジェットで89歳現役なのは久しく意外(例えばベルトルッチ等と対照的)。
年を取って、初見でもある程度の引用元がわかる様になり、ちょっと感動。
晩年の大林宣彦同様、極端な色調は老眼も要因ではないかと邪推する。
Posted at 09:44 | 映画(洋画) | COM(0) | TB(0) |
2020.05.23

『ヘイトフル・エイト』 クエンティン・タランティーノ

15年。撮影/ロバート・リチャードソン。
見直し。雪山の西部劇。
『ジャンゴ』経由の『レザボア・ドッグス』方式。
三谷幸喜を思い出す密室劇。
冒頭等はデヴィッド・リーンや森谷司郎の様な65mmを安易に意識した点描が気になる。
タランティーノ的な会話劇が始まると初見より楽しいが、ややかったるい。
Posted at 06:32 | 映画(洋画) | COM(0) | TB(0) |
2020.05.23

『デス・プルーフ in グラインドハウス』 クエンティン・タランティーノ

07年。製作・脚本・撮影/クエンティン・タランティーノ。
『耐死仕様』見直し。ガールズ映画。
タランティーノ版『クラッシュ』(96)。
『ワンス・ハリウッド』同様のスタントマン。
中盤の怠惰な保安官のくだりがデヴィッド・リンチの様で好き。
Posted at 06:30 | 映画(洋画) | COM(0) | TB(0) |
2020.05.23

『プラネット・テラー in グラインドハウス』 ロバート・ロドリゲス

07年。B級SFアクションの傑作だと思う。
往年の木曜洋画劇場臭が半端無い。
日本だと、『学園黙示録』や『発狂する唇』を思い出す。
Posted at 06:30 | 映画(洋画) | COM(0) | TB(0) |
2020.05.20

『フロム・ダスク・ティル・ドーン』 ロバート・ロドリゲス

96年。脚本/クエンティン・タランティーノ。
ハーヴェイ・カイテル時代。
『パルプ・フィクション』同様、信仰を巡る説話?
90年代タランティーノ的。チンピラの所業。
現在は随分大成したものだと改めて感心する。
Posted at 17:09 | 映画(洋画) | COM(0) | TB(0) |
2020.05.20

『ドラえもん のび太の宇宙開拓史』 西牧秀夫

レイアウト/椛島義夫 作監/富永貞義 メカデ/大河原邦男

81年。菅谷政子、杉山佳寿子。最初期の大長編。
畳の下は外宇宙への扉。遡るとAプロ調作画。
スペースオペラ(要するに西部劇)全盛。
『スター・ウォーズ』(77)と言うより松本零士か。
2020.05.18

『バースデー・ワンダーランド』 原恵一

原作/柏葉幸子(81年刊)
キャラデ、メカデ、プロップデ、イメージボード、美設、作画監修/イリヤ・クブシノブ
作監/浦上貴之 小林直樹 霜山朋久 新井浩一 竹中真吾 伊藤秀樹 山本史
アニメ制作/SIGNAL.MD

19年。原画/松本憲生、鈴木美千代、板津匡覧、伊東伸高、吉成鋼。
村瀬修功&今敏の様なキャラデ。IG企画力の枯渇。
原恵一の無駄遣い。日常パートと異世界パートの落差。
異世界ファンタジーを作るには生真面目というか、粗雑というか。
『ブレイブ ストーリー』や『アリーテ姫』、ジブリ、『リゼロ』と比較してどうなのか等。
意外と序盤は作画・芝居アニメ。ヒポクラテス登場場面の作画は中々凄い(吉成鋼?)。
原恵一は『エスパー魔美』時代に回帰しているのかも。
『クレしん』以降だと、『河童のクゥ』と『百日紅』は良かった。
一長一短なのは『カラフル』と同様。
原恵一でしか成立し得ないアニメが観たい。